CloudflareがPublic DNSサービスを開始しました。

パブリックDNSで有名なのがGoogle Public DNSですが、新たにセキュアなパブリックDNSが登場して、選択肢が増えたのは歓迎されますね。
Cloudflare Public DNSの概要
Cloudflare Public DNSの特徴の中で、私達が設定して特に恩恵を受けられるのが、こちらの2点です。
- 設定するととにかくレスポンスが速い
- アクセスログが24時間以内に消える
CloudFlareはレスポンスが速い
まず、DNSの応答速度が速いので、詰まる感じが全くありません。(※アクセスポイント自体が混雑している場合は別だと思います)
応答速度を測定してくれている人がいらっしゃったので、ツイートを埋め込んで起きますが、2msで応答してくれます。
cloudflareのdnsサーバー。googleの17.28msに対して2.00ms。日本だと影響が大きそうだな。 pic.twitter.com/VwddlIFyBZ
— melo (@melo4e) April 2, 2018
速いと言われていたGoogle Public DNSが17.28msなので、かなり速いのがわかります。
サイトのアクセスログ(履歴)は24時間で消える
また24時間以内にサーバー側のアクセスログが自動的に消える(監査会社が年一で確認)ので、誰がどこにアクセスしているかはプライバシーが守られるようになっています。
自分の使っているiPhoneの履歴は残るので、不要な場合は消しましょう。
ちょっと気になったキーワードを検索しただけで、それっぽい広告がどこのサイトに行ってもワチャワチャと出るようなことがなくなりそうです。
iPhoneで高速なCloudflarePublic DNSを利用する方法
iPhoneで利用する場合は、凄く簡単です。

1分で設定が終わるのでぜひ試してみてください。
もちろんAndroid、PC/Macでも利用できます。
iPhoneでのCloudFlare DNSの設定手順
設定アプリを開き、接続しているWi-Fiをタップします。
DNSを構成をタップします。
何もしていない人は自動になっているはずです。
画面が遷移すると自動と手動が選べるようになっているので、手動にします。
次に画面下部のDNSサーバの設定を見てください。
自動的に設定されている値が入っていると思いますので、それは削除して+ボタンで2つ追加します。
「1.1.1.1」と「1.0.0.1」です。
変更したら、画面右上の保存をタップしましょう。
一度Wi-Fi接続が切れますが、直ぐに再接続されます。
これでCloudflare Public DNSにつながるようになりました。
※気に入らなかった場合は、手動→自動に変更して保存すれば、再度接続されて自動設定されるDNSに戻るようになっています。
追記:CloudFlare Public DNS設定アプリがApp Storeで配信中
DNSの設定が面倒だったり、特定のWi-Fiスポットで利用するとうまく通信できなくなってしまい、設定を変えるのが面倒でした。
面倒さを取り払えるCloudflare Public DNS専用アプリがApp Storeから配信になりました。アプリ名は「1.1.1.1:Faster Internet」といいます。
アプリをiPhoneにインストールすることで、面倒な設定は不要になります。アプリを起動してオンにするだけでOK
また特定のWi-Fiスポットでうまく接続できない場合は、オンになっているボタンをオフに移動すると「15分間停止」や「このWi-Fiスポットでは一時停止」などを提案してくれますので、簡単に切り替えができて便利です。
いつも見ているサイトで遅いな?と感じるページがあったら、切り替えて再度接続してみてください。
かなり高速で表示されるようになっていませんか?

そもそもサイト側が重すぎる場合や回線速度が遅い場合は、体感できないかもしれません
私の場合は、凄く快適になったのでこのまま利用したいと思います。
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