GoogleのソーシャルネットワークサービスGoogle+が2019年8月でサービス終了。

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このブログでもなんども紹介したことがあるGoogleが運営するSNSのGoogle+ですが、本日(2018年10月9日)サービスの終了が発表された。

サービス終了の理由としては、利用者数が少ない、利用者の滞在時間が短いという正直な理由があげられている。

私、個人としては頻繁に利用しているのでサービスが終了してしまうのは寂しい気がしている。サービス開始直後から利用してきたので、Google+について振り返った。

Googleが対facebookサービスとして提供したSNS

Google+はGoogleがfacebookに対抗する形でサービスを開始。

GmailなどでGoogleアカウントを利用しているユーザー向けに直ぐに利用できるSNSとして発表され、基本的なSNSの機能とTwitterのように一方的にフォローする機能があった。

また今ではGoogle Photoになってしまったが、Googleのオンライン写真ストレージサービスは、Picasという名前でGoogle+へ投稿した写真を保存するサービスだった。

facebookを意識しすぎたGoogle+

facebookを意識しすぎたのかGoogle+ではfacebookにあった機能がかなり実装されている。

  • likeボタンを+1ボタン
  • facebookページを+ページ
  • グループをサークル

ざっとあげるとこの3つだろうか。

活用方法が乏しかった+1ボタン

likeボタンのようにGoogle+内のポスト、ソーシャルボタンとして自分がもつページに貼れるように公開していた+1ボタン。

bingでは一時期検索結果にfacebookのlikeを評価基準に入れていたが、Googleの検索エンジンには評価が反映されていなかったようだ。あくまでもGoogle+内でのいいね!という扱いだった。

このブログにもソーシャルボタンとして配置しているがワタシが利用するだけだろう。あまりに一般に広まっていない種類のボタンだった。

企業向け公開するも活用されなかった+ページ

facebookが企業などに向けてページ機能を公開していたのを受けて、Google+でもページ機能が設けられていた。

集英社が行ったジョジョの奇妙な冒険のイベントもこちらを活用していた。

前述した+1ボタンがこの+ページとリンクする形でボタンカウントが行われるようになていたが、ほとんど押されることはなかった。

今では+ページからブランドアカウントに変更されてしまったが、企業向けアカウントとして一般向けのサービス終了後の2019年8月以降もも残る可能性が高い。

Googleがサービスの終了の発表にあわせて企業向けのGoogle+のサービスは存続させることがアナウンスされている。

アカウントを再度作り直させることはないので、一般のGoogle+アカウントのみが利用できなくなるのだろう。

コミュニティを活性化するサークル

またmixiのように趣味でつながることが出来るようサークル(コミュニティ)機能があり、これを活用してかなりの数のコミュニティが存在していた。

mixiにはあったけれど、facebookやTwitterにはなかったのでサービス開始時から私はこの機能を一番利用していた。

ブロガーコミュニティや、Googleユーザー会などさまざまなコミュニティに所属でき、情報を交換できて便利だった。

Googleの中で一番ユーザーが多いYouTubeと連動するも反感を買うことに

Google+といえば、YouTubeとの連動問題だろう。

GoogleはGoogle+のユーザーが増加しないことを受けてか、YouTubeアカウントとGoogle+アカウントを同期するようになった。

これがとてもわかりにくかった。

個人のGoogleアカウントでYouTubeチャンネルを持っていれば、そのままGoogle+に反映されてプロフィールが作成された。

+ページはブランドアカウントとなり、+ページとYouTubeチャンネルが同期された。

これによってGoogleアカウントがブランオーシャン含めいくつも出来てしまったり、YouTubeにコメントするだけなのにGoogle+アカウントが必要だったりと、とてもわかりにくかった。

もっとシンプルに移行するべきだったところをGoogleアカウント、Google+アカウント、YouTubeアカウントと別れており、チャンネルごとにアカウントも必要となると管理が複雑すぎた。

Google+のサービス終了に伴う懸念事項

Google+の終了に伴いデータがどうなるのかが利用していた側としては気になる点である。

Google+のプロフィールは、Googleカウントに一元化されてるので問題ないだろう。

問題なのは、ソーシャルログインでGoogle+を指定してOAuth認証しているサービスの場合は、自動的にGoogleアカウントへ移行されるのだろうか。「Googleアカウントでログイン」を利用している場合は問題ないだろうが、Google+を指定したユーザーがいる場合のサービス提供者側での対応が必要があるのか、どうなるのかが気になる。

何時も通りなにもわからずにログインしようとして入れないサービスがあったら困る人が出てくる。

このブログのコメント欄もGoogle+アカウントを利用したプラグインで制御しているので、変更作業を行わないと行けない。

SNSがサービスを閉じるのは、影響範囲がかなり広そうだ。

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