前回古いiMacを内蔵HDDの起動から、外付けのSSDからの起動に変更する手順と起動方法を紹介しましたが、USB3.0以前の規格しか搭載されていないiMacでは起動時間はそれほど効果はなく、アプリの起動が少し改善する程度でした。
古いiMacでも内蔵HDDが接続されているSATAにSSD接続することで大幅な起動時間が見込めるので、思い切ってバラしてSSDに交換してみました。
iMacの内蔵HDDをSSDに交換する手順

内蔵のHDDを交換するには、iMacをバラす必要があるので、アップルの保証が受けられなくなってしまいますので、ご注意ください。
古い場合は保証期間切れ、アブソリュート製品でもないので思い切って開封してしまいましょう。
アップル製品を分解するには、特殊なトルクネジを回せるトルクドライバーが必要です。
Amazonなどでトルクネジを回せる精密ドライバーを買っておきましょう。100円ショップでも取り扱っている場合があるようですが、私の住んでいる地域にはなかったので、Amazonで注文しました。
これがあると旧Macbook AirのSSDを大容量のものに交換することもできます。
交換するSSDは120GBもあれば十分です。外付け起動につかったSSDをそのまま装着するだけです。
iMacのHDDをSSDに交換する手順
まず、吸盤などでマグネット装着されている液晶保護ガラスを外します。吸盤は100円ショップでも売っているような大型の吸盤でOKです。
次にメモリーにアクセスできるカバーをプラスドライバーで取り外します。そうすると本体を固定しているネジが現れます。
ここからは、T8のトルクドライバーでバラしていきます。リンゴマーク上にあるネジは長さが長いので、短いネジとわけて保管しておきましょう。
ネジをとったあと本体カバーを持ち上げる際にマイクのケーブルが上部にあるので壊さないように気をつけて外します。
液晶を固定している左右のネジを取り外すと液晶パネルが持ち上げられます。完全に液晶を外している人もいましたが、動画のように最低限のケーブルだけ外して、液晶パネルをある程度持ち上げて作業してました。
内蔵されていたHDDは3.5インチですが、SSDは2.5インチサイズなので本来はマウンターが必要ですが、固定されてればいいので温度センサーをSSDに貼り付けてガムテープで固定しておきました。SATAケーブルと電源ケーブルをさしたら逆の手順で戻していきます。
気になる方はマウンターを買って綺麗に固定しましょう。
古いiMacでもSSDに交換したら高速で動作して快適になった。
逆の手順で戻したらiMacの電源を入れれば内蔵のSSDから自動的に起動されます。
HDDだとカリカリ音がして起動してブート画面が出て、デスクトップ画面が出てしばらくは読み込みが続いていましたが、SSDになってからはブート画面があっという間に終わって、すぐにデスクトップが表示されて読み込みが完了しています。
アプリの起動も早くなっているので快適です。
メモリー増設もCPU交換も行っていないので、完全にSSDに交換した恩恵です。
新しいiMacだとガラスがノリで接着されているので分解したあとに専用の両面テープを買わないといけませんが、古いiMacだと簡単に取外せるので思い切ってやってみるといいかもしれません。
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